こんばんは、暑さのぶり返しっぷりが凄いですね。最近、帰ってくるとご飯とお風呂に入ってすぐ寝てしまうので、更新ができずに少し悔しい思いをしています。体調には気を付けて無理なく更新していこうと思うので、お付き合い頂けると嬉しいです。
前回の旅の記事の続きからになります。あまり大きくなかったので、所用時間的には短いクリュニー美術館を後にして、次の目的地へ向かいます。
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目的地はこちら、『パンテオン』です!
(フランス、パリver)
(フランス、パリver)というのは、記憶力の良い方は覚えてらっしゃるかもしれませんが、イタリアのローマでも同じ名前の建物のところに行きました。
パンテオンは入場料に9ユーロかかりますが、ミュージアムパスが使えます。
『パンテオン』とは、『万神殿』と言って、神様を祀る場所だったんですが、転じて偉人たちを祀る場所にも用いられるようになっていったらしいです。
立派な建物ですね。上の方には人の像があります。祀られている人たち画像になっているんでしょうかね?柱もしっかり太いものです。
天井の装飾が凄いです。幾何学的に法則がしっかり決まっている模様が素晴らしいですね。美しい...。
模型がありました。こんな形をしているんですねー。
両端の壁には巨大な壁画が飾られています。人の3倍ぐらいの高さがあるものがいくつも並んでいるのでなかなかの迫力です。美術館にも引けを取らないぐらいの規模ではないでしょうか?
こちらには何か闘争?の場面などが描かれているようですが、フランス革命とかと何か関連があるんでしょうかね?
そして、次がここ1番の見どころかな、と思うところです。
天井から吊るされている振り子時計です!
下の模様もきれいですが、放物線を描きながら時を知らせてくれる振り子の動きも綺麗に思えませんか??!僕これ凄い好きでした!
この写真を撮ったのが、16:30ぐらいだったので、ちょうど16と17の間くらいに振り子が入ってきそうなのが分かりますね。しっかり時間を告げてくれているようです。
綺麗な石の彫像もたくさんありますね。歴史的な場面を描いた物や神話の場面を描いた物でしょうかね。洗練されたデザインでカッコいいです。
建物の中央右部では本とイスや机が置いてあるコーナーがあり、読書や休憩ができるコーナーになっているようでした。老夫婦で一緒に新聞を読んでいる様子はなんだかほのぼのして、こんな老後生活は素敵だろうなーって思いました。笑
中央左部には企画展示がしてあるようでした。
手話の歴史だったようです。パネルでの展示や液晶を使った映像も流していて、紹介がなされていました。こういう歴史的なところで人権的な展示を行うのは理にかなっていると思いますね。人が集まって来やすいですし、よく見てもらえるところだと思いますし。ただ、外国語だったので何を言っているかは分かりませんでしたが。笑
大きい絵画に、床面にも綺麗な模様があります。中心はおそらく太陽でしょう。その周りの波紋は海とかを表現しているんですかね?それとも太陽光の揺らぎでしょうか?そんなところを考えてみるのも面白いです。笑
中央奥部には一際大きな像が並んでいます。像の中央に書いてある「la convention nationale」は、「国民公会」という意味で、フランス革命期に一時的に出来ていた革命政治の中央機関のことを指すようです。革命を起こそうとする人たちと兵士が向かい合っている中央にいる女性は、フランスを擬人化したものでしょうかね?フランス革命を描いた絵画に描かれていたフランスを擬人化したものも女性で描かれていましたし。(参考は以下に↓)
その頭上にはキリストたちであろう絵が描かれています。背景が金色だと、それだけで何だか神聖なものに見えてくるのは金色の持つ特性なんでしょうかね?
「国民公会」の像の右奥には、数多くの名前が記されたドアがありました。聖人たちの名前が書いてあるのかなーと思ったのですが、調べたのですが、よく分かりませんでした。亡くなった人たちの名前が書いてあることは間違いないようですが...。
詳細な模型も置かれていました。これぐらい大きいものだと見やすく、また構造も分かりやすいので、見ていて面白いですね。
奥に進んでいくと、下に降りれる場所がありました。墓所だったようです。
いくつも棺桶?が置かれていました。1800年代から最近の2010年代のものも見られました。偉人のお墓なんでしょうかね。場所によっては、献花もなされていて、家族がお参りに来られたりもしているようでした。
おみやげ屋さんを覗いてみると、なぜか星の王子様関連グッズがいくつも置かれていました。もしかして、ここに祀られている人の中に作者の方がいらっしゃったのかもしれませんが、この時は、「なんでここで星の王子様?」と思いました。(調べたところ、作者の方のお墓があるようです。)
パンテオンを出ると、すぐ近くにも立派な教会が見えたので、よっていくことにしました。
こちら、「サン・テティエンヌ・デュ・モン教会」という教会のようです。発音しにくい名前ですね。笑
中は中央部に階段で登る祭壇ができている感じでした。面白い構造ですね。周りから見える階段の感じがカッコいいです。なんだか祭壇に羽が生えているようにも見えます。
天井の模様やステンドグラスなども綺麗にあしらわれています。
さあ!そして、お待ちかね!(誰が)パイプオルガンです!いやー、仰仰しい。いや、物々しい?久々に出てきたような気がするのですが、やはり僕が抱くのは聖なるものとはむしろ逆の印象を受けるのがパイプオルガンなんですよねー。装飾がずいぶん凝っていて、たくさんあちこちに天使がいますが、その素材の木の色が濃いので、ちょっと悪魔にも見えるような...。笑 多分、この親和性があるのか不親和性の要因になっているのか、微妙なところに僕は魅力を感じているのかなーと思います。(単なる中二病だとも思いますが笑)
周りの細かいステンドグラスも綺麗でした。大きな目玉スポットにはあげられていないようですが、パンテオンまで見に行ったら立ち寄ってみることをオススメします。
おみやげ物屋さんがあったのですが、ムラーノグラス(ベネチアングラス)が売っているお店のようでした。ですが、普通のタバコ屋さんぽかったのでいかにもパチモンを売ってそうなお店だなあと思いました。笑
そして、ここからはノートルダム大聖堂へ向かっています。
これがノートルダム大聖堂7月時の姿です。今年4月の火災があって、現在は修復工事中でした。
大きなバリケードで覆われています。
それでも、近くで見ると細かいゴシック調の作りは壮観でした。
個人的にはこの重機と一緒に写っている大聖堂の姿がかっこよくて気に入っています。双方が芸術品のような建物と機能を優先にした重機と相対するものですが、それが一緒になっているのが面白いですよね。
横から見たものです。おそらくステンドグラスだろうと思われるものに布が貼られていますが、ぼんやりと見えるシルエットですら美しさが分かりますね。
正面?近くです。これまた造形が細かいんですよー。
もう言葉ではなかなか表現できないですね。欲を言うならもっと近くでその造形美を味わいたいものでした。
像が3つ並んでいます。あれはなんだったんだろう?
中に入れない、近づけない分、360度撮りまくってやる!と思って、いろんな方向から撮ってます。笑
かすかにノートルダム大聖堂で有名なガーゴイルが見えますね。(左下など)できることなら、あれを近くで見たかったです。
ちなみに工事中でなければ、ミュージアムパスを使って、ノートルダム大聖堂の塔にも登れたのですが、今回は残念ながらそれは叶いませんでした。(ノートルダム大聖堂の入場自体は無料)
できることなら、もう一度入場できる状態になった時に見に行きたいですね。ですが、今回も歴史ある建造物が入場もできないほどの修理をしているところを見られたという、ある意味歴史的な場面を見られたと考えたら、レアな経験と言えるかもしれませんよね!...無理に前向きに捉えようとするだけでしょうか?笑
そうして、帰路に着きますが、パリの市役所も綺麗だということで少し覗いてきました。
これが市役所なんですよ...!
海外の市役所はなんでこうも造形がカッコいいのか。感心を通り越して呆れるほどです。笑
はぁー、かっこいい...。笑
この日は音楽フェスがやっていたらしく市役所周りは入場規制がなされていました。何回見ても警察?軍?の人が銃を持っているのを見ると少しビビります。あれはなかなか慣れないですね。。。
ということで!パリ2日目をようやく終わります。この日もたくさん周ったですが、次の日もたくさん周ります。実に密度の濃い2日間を過ごしたパリでした。次の更新もお楽しみに!
それでは今回はこの辺で!また次回〜!