" />

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

イタリア ヴェネツィア

随一の技術 美しいベネチアングラスの宝石庫 ムラーノガラス博物館 ムラーノ島

こんにちは、今日はもう朝から暑かったですね。日中少し出てたんですが、もう車の中が悶絶するぐらいの暑さでした。閉め切っていると大変な暑さになりますね。こんだけ暑いところに放り込まれたらあっという間に死んでしまいそうだなとちょっと物騒な事を考えてました。笑


さーてと、今日はベネチア2日目のことについて書いていきます。この日は最初にムラーノ島に行ってガラス博物館を見てきました。綺麗なガラスということで名高いベネチアングラスですが、このムラーノ島で作られているものをベネチアングラス、ムラーノグラスと呼ぶそうです。特別な技術で作られていたこのムラーノグラスは技術の漏洩を恐れて、技術者たちをムラーノ島から出ることを許さなかったそうなのですが、いつの間にか技術は外に漏れていたそうです。そりゃ生活を制限されたら不満が出て、守らない人が出てくるのは自明の理だよなあと思います。

ムラーノ島はおみやげ屋さんがたくさんあって至る所でムラーノグラスが買えます。また、もちろん運河がここも通っているので街の中を歩いているとすぐに運河に出くわしたり、橋を渡らないと行きたいところには行けないことも多いですね。街並みが混み混みしていなくて、島全体として穏やかな雰囲気が流れており、運河と建物のコントラストが美しく僕としてはムラーノ島の方が趣を感じました。


さて、それではガラス博物館に入っていきます。こちらはネットで調べてきたら出てきたところで、あまり良いレビューをしていない書き込みもあったのですが、多分僕は好きなところだろう...!ということで行ってみました。

ちなみに入場料は14ユーロと少し値が張ります。ですが、その価値は充分あったかなと僕的には感じます。

最初はシンプルな造形・配色のガラス作品たちが展示されていました。ガラスならではの透明さが美しいですね。コップ?杯?などもありますが、少し変わった形をしているものもあります。なんだか葉っぱのような形状をしているようにも思います。

続いて、こちらは色付きのガラスが展示されていました。色合いがその色一辺倒になってしまうのではなく、透明と合わさり物によっては色の濃淡が現れているものもあり綺麗ですね。1枚目や2枚目のように取っ手がついているものもあったりと形が複雑なものもあります。どうやって作ってるんでしょうかね。

天井から吊り下げられているシャンデリアのようなものがあるんですが、こちらもガラスで作られているようです!透明というよりは少し乳白色気味の作りになていますが、それもまた面白いですね。3枚目は何か生き物が作られているのですが、これはドラゴンでしょうか?それとも、ナマズ?ちょっと良くわかりませんねー。どちらにせよ細かい作りが圧巻です。

装飾が細かいものがたくさんあります。馬を模しているようなものや取っ手に葉っぱ?やタツノオトシゴのような模様をあしらわれているものなど技術力の高さを見せつけられているようです。細かい部分はそれだけで作り、大きな元となる部分に接合させているのでしょうかね。

こちらにはガラスには見えないものが置いてありました。陶器のように思えるのですが、白色のガラスなのでしょうか?

こちらはまた面白い模様のガラスが置いてありました。まるで絵の具をいろんな色を混ぜてどんどん混ざり合って行く途中のような色合いですね。どどめ色ってこんな感じのものを言うのかな?と思ったのですが、あまり適当ではないようです。(ちなみにどどめ色は、熟した桑の実の色や内出血の色のように黒紫色っぽい色として使われることが多いようです。)

こちらはミニチュアコーナーですかね!ガラスを使って人形や大きな建物が作られています。1つ1つ小さなガラスに細かな装飾をしながら、これだけ大きなものを形作るのは大変だったでしょうね。どこかの宮殿を作ってるんでしょうか?それともオリジナルの創作なのでしょうか。どちらにせよこちらも大きくて圧巻です。写真では伝えきれないのが残念なほどに。


こちらは製作過程などが展示されているようでした。写真では分かりにくいかもしれないのですが、写真の5枚目の上部、4つのお皿に粉末が入っています。この細かな粉末をうまく配列して、火で固めたのがガラスになっていくようです。そして、ガラスの柄には番号が振られ種類が決められているようでした!また、ガラスは棒状に作られ少しずつ切って作られるものもあるようでした!まるで金太郎飴みたいですね。笑

さっきの作り方を見た後だと、如何に細かい作業をしながらガラスを作っているのかが分かって、改めて飾られているものの綺麗さ・技術力の高さに驚嘆させられます。これなんて人の顔が描いてあるんです!もう意味分かりませんよ!なんでこんなことができるのか!


この後ろにはまた装飾が細かかったり、一風変わったデザインのものが多数展示されていました。

ニワトリですね。羽毛の感じも作ってあってすごいです。

こちらはタツノオトシゴでしょうか?デザイン的に使いやすいんですかね。笑 S字になっているからいい感じにくびれをアクセントとして使えるんでしょうね。

この辺は取っ手部分あたりに凝った装飾がなされているのですが、どうやって持つんだって感じですね。笑 装飾がすごすぎて持てないですね。笑 まあ、そもそも杯として使用することは考えておらず鑑賞用なのでしょうけど。笑


これより下は少し近代アートな印象を受ける作品群になっていきます。

イカが入っています。ガラスの透明感がいい具合に水に入っているような印象を受ける作品になっていますね。イカもガラスで作られているのではないでしょうか。

取っ手に遊び心が出てますね。よく考えたら杯の水を入れる部分を変形させてしまったら杯とは分からなくってしまいますから、杯というものの状態を表せる上で、装飾をあしらえる場所は取っ手が1番目につく場所だからそりゃそこにつけるよなと思いました。笑

この色のグラデーションきれいですよね。青・水色・白がすごく涼しげな印象を出しています。貝殻のようですね。

個人的にこの文章の上の3つの写真が面白くて好きです。自然に色が広がっていく状態をガラスに落とし込んでいるような1枚目のガラスや横から見ると楕円形に色が広がっているのがわかるのですが、上から見ると隙間がないように見える2枚目、3枚目の写真のガラスも面白いです。(2枚目3枚目は同じガラスを違う方向から撮っています。)

個人的になんだか宇宙を感じさせる色合いなのですが、分かる方はいるでしょうか?笑 突起があって手回しごまみたいにも見えますね。

ということで種々様々なガラス作品が置いてあって、とても面白かったです!レビューばかりを参考にするのではなく、自分の感性や直感に従ってみるのもやはり大事ですね!僕はとても楽しめました!

この後は、ベネチア本島に向かって少し奔走します。それはまた別の記事にて...。

今回はこの辺で!また次回にー!

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-イタリア, ヴェネツィア

Copyright© Hirakumagic , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.