こんばんは!今書いている時はパリ2日目の夜です。今朝おそらく財布をスられました。その時のことは、また個別で記事にするのですが、予想外の手法でした。いやー、凄かったです…。結果から言うと、財布は帰ってきたので、ご安心ください。ちょっと警戒度高めで残りのパリを過ごそうと思います。
ということで、危険啓発?的な意味を込めて、ローマであったことについて書いていきます。スリとは違いますが、こちらも予備知識があるのとないのとでは全然対策の取り方、心構えが変わってくるので海外旅行に行く際の1つの参考になってもらえたらという願いを込めての記事になります。
まだ、ローマについて1日目の記事しか上がっていませんが、2日目には有名な観光名所をメインに歩いて回ってきていました。そちらはまた後日アップするので少々お待ちください。m(_ _ )m
そして、泊まっているホテルから30分ほど歩いて行ける距離に、コロッセオがあったので街並みを見るのも兼ねて、歩いて行っていました。コロッセオの近くに行くと、観光客ががドンドン増えていきました。海外の観光地は近づくとどこが観光地か尋ねなくても分かるほどに人が溜まっているので、とても分かりやすいのですが規模が違う気がしました。笑
写真では、あまり人が映らないように気をつけて写真を撮っているので、あまりわからないかもしれませんがすごい人でした。人混みが嫌いな人はわざわざ行こうという気が起こらないような人の多さだと思います。昨日の記事から引き続き、それまでの落ち着いた雰囲気や穏やかな雰囲気の都市から、良く言えばハジけている、悪く言えば開放・放任的な何かが起こってもおかしくないぞ?という雰囲気を感じていたので、人混みの中でカバンを少し抱えるようにしながら持っていました。(僕は観光の時には、肩掛けカバンを体の前にして持つようにしていました。)
コロッセオの周りには、大量に観光客の人がいて、中に入るのはあの行列に並ばなければならないのと、12ユーロが入場料としているけど、廃墟に12ユーロかー…。というので、周りを見て満足しようとなりました。笑 そうして、歩きながら周りを見ていると、気さくな色黒の男性が近寄ってきました。「He〜y、Japanese?」みたいな感じでフランクに話しかけてきたように思います。「Japanese Football Player very nice!!」みたいな感じで、「ナガトモー、ホンダー、ヤナギサワー…etc」とたくさん日本人サッカー選手の名前を挙げてきました。(僕はサッカー詳しくないのでこれぐらいの人しかわからないのですが笑) 途中途中に「Yeahー!」と言いながらハイタッチを求めてきます。その時、僕は外国の方と交流できるのが嬉しく僕もたまにやってくるその人とハイタッチしていました。(メインに関わられていたのは友人の1人でした) 何度かそういった関わりをして、気が緩んだタイミングを見ていたんだと思います。ふと、三色の糸を(ミサンガ)を取り出してきたのが、横目に見えました。僕は「これは友達に聞いたミサンガを巻きつけられるやつかもしれない」と思って、スッと避けるようにかわして先に行きました。 が、運が悪いことにこれに友人が捕まってしまったのです。
ここから先は、僕は体験していないので友人から聞いた話を書きます。
いきなりミサンガを腕に巻きつけられたので、驚いていたんですが「It’s free?(これはタダ?)」と聞いていると「Yes、Yes. It’s free.(タダだよ)」と言われていたのですが、突然別の男の人が入ってきて「25ユーロだ」と言ってきたそうです。その人がやってきてからはさっきまで気さくだった人も、「25ユーロ払ってくれ」と手のひらを返して雰囲気も変わって言ってきたそうです。「No,It’s free.」と言っても、取り合わないので、そこで友人は意を決して全力でその場から走り去りました。後ろの方では「Wait,wait!」と叫んでいるのが聞こえたそうです。
と、おそらくほぼ脚色なしで書いているのですが、なんとも恐ろしい話です。友人はよく走り去るという選択肢を取ることができたなあ、と感心します。(今回はこの後追ってくることもなく、無事に合流できたから良いですが、必ずしもこれが正しい選択…というわけではないと思いますが)僕ともう1人の友人は、なかなか追いついてこないので後ろを見るとちょうど友人が走ってきているところでした。急な悪質商売に、興奮気味になっている友人が合流して話を聞いて驚きました。そして、無事に帰ってきたこと、お金も払わずに済んだことを聞いて安心しました。
ということが、ローマ観光の初っ端からあったので、警戒度はさらに上がり、友人はイタリアに嫌悪感を抱いてのスタートになりました。異国の方と交流できることを楽しみにしていた僕としては警戒しないというのはいささか残念ではありますが、安全を優先するとしかたありません。
実はこの前にも、1つイタリアに着いてすぐに(たぶん)知らない人に騙されている?ことがあったのです。空港の駅から、どうやってホテルの最寄り駅まで行くかで悩んでいると、見知らぬおじさんが電車のチケット使わないのがあるから3枚を4ユーロで譲るよ。と言ってきてそれを4ユーロ渡して譲ってもらったんです。1枚1.5ユーロするので0.5ユーロ安かったと思ったのですが、それをよく見ると改札に通した跡が1枚入っていました。(海外の切符は基本的に改札に回収されません)つまり、2枚の新品と1枚の使用済み切符を4ユーロで買ったということです。(もしかしたら、まだ使えたかもしれないのですが、うまく確認もできないのでその切符は使わないままにしました。キセル乗車になって罰金を取られても嫌だったので。)そんなこともあって、単純に人を信用するのはいけない、親切で近づいてくる人も信頼できない、と感じていました。
以上のようなことがあって、基本的に客引きには関わらないようにしようということになりました。また、ローマのホテルで一緒になった別の日本人の方が言っていたのですが、「交流するのはホテルに泊まっている人だけにしている(基本的に)。立場が同じだから危険性が少ない。」ということを聞いて、なるほどなーと思いました。悪意を持って近づいてくる可能性が高い『外』の人との交流をわざわざする必要はなく、ホテル『内』の人と交流した方がリスクが少ないというのがよく分かりました。
日本での感覚、日本と同じ親切心で人が関わりにくるということは、どこでもは通用しないということがよく分かりました。これを読んだ方も海外に行く際には心の何処かに置いておいてもらえると書いた意味があると思います。少し悲しいことですが、善意を鵜呑みにしない、というのが海外旅行の1つ処世術だと思います。
ということで、今回は注意喚起のような記事になりました。僕らが体験したことはこんな風に記事にして行くので、海外の実情を知ることができるので観光の記事だけでなく、こういう記事も読みに来て頂けたらと思います。
それでは!今回はこの辺で!また、次回に!