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スペイン・バルセロナ

故きを温ねて新しきを知る サグラダ・ファミリア バルセロナ

こんにちは、お盆も終わりに差し掛かってきましたね。まだまだ残暑も厳しいので体調を崩さないように気をつけていきたいところです。


さて、今回はようやくになってしまったのですが、サグラダ・ファミリアに訪れた記事を書いていこうと思います。勿体振るような態度になってしまってすいません。今日はちゃんと書いていきます!

16時過ぎになったので、昨日の記事に書いたお店から出ました。まだまだ煌々と太陽が昇ったままなのが、写真からもわかるかと思います。この写真から見える方向はサグラダ・ファミリアの生誕のファサードという場所です。調べたのですがファサードとは、建物の正面を意味するフランス語のようです。サグラダ・ファミリアにはこの「ファサード」が3つ建築予定で、この「生誕」のファサード、反対側の「受難」のファサード、まだ作られていない「栄光」のファサードが計画されています。そして、今回僕が登ることができたのは「受難」のファサードに登ることができました。ガウディ建築として、有名なサグラダ・ファミリアですが、ガウディが手がけたのは「生誕」のファサードのみで、世界遺産に認定されているのもこのファサードと地下聖堂のみらしいです。

手前の生誕のファサードはチケットを持たずとも十分綺麗に見えるものなので、バルセロナを訪れたら是非行って見てもらいたいです。もちろんそれだけでなく、中にも入って見学してもらいたいですが!少しでも味わえるように動画も置いておきます。

中心部には、生命の樹を象徴する木が飾られています。これはあれですかね、セフィロトの樹を意識しているとかあるんでしょうか?セフィロトというとデジモンファンとしては、セフィロトモンが浮かんできます。デジモンは神話をたくさん取り入れている部分があってすごく興味深かったですねえ。(脱線) 樹の周りには鳩がいるんですが、これは解放された魂を象徴しているそうです。

その少し下には文字が見えます。JHS?と書いてあるんでしょうかね。何か重要なメッセージなのかなあ?


ここ以降は入場してから撮った写真になります。

これはサグラダ・ファミリアの完成模型ですね。たくさんの塔が出来上がっています。この黒の模型の感じもかっこいいです。よく見なくてもわかるかと思うのですが、模型でもすごく細かく装飾して作ってあります。これが数百倍大きくなるのかと思うと驚嘆ですね!

生誕のファサードも近くで見ると、その装飾の細かさに圧倒されます。遠くからでもよく分かる装飾の細かさですが、近くに来るとより一層、いや二層三層も情報量が増すので、「SUGOI」と語彙力を無くしてしまいます。笑 植物のような自然物を象った彫刻の美しいこと...。ぜひ生で見ることをお勧めします。

生誕のファサードはキリストが生まれてからの歴史が描かれています。

中央部にはキリストの誕生が描かれています。天使に祝福されていたり、遠方から祝福に来た賢者などが下の左右(どっちだったか)に描かれています。

こちらは大工だった父の手伝いをするキリストの姿が描かれています。

こちらの左下、聖母マリアが馬?に乗っているところが描かれています。これは聖家族がエジプトに逃避しているところですね。

こちらはマリアの戴冠式の様子が描かれているようです。

周囲の4つの党の堅牢さに対照的な下部の葉っぱなどの自然物が現れているのが柔らかな印象を与えるのが興味深いですね。1つ1つの細かな装飾を彫刻で行なっているところに衝撃を受けます。

生誕のファサードを支える柱の根元には2匹のカメがいます。上の写真のカメは海側にいるので、海ガメ。下の写真のカメは、山に近い方にいるので陸ガメになっています。ヒレの違いでカメの種類の違いがわかって面白いですね。

中に入っていく門にも、葉っぱが生い茂る装飾があしらわれています。この部分が生誕という命の始まりを意味するのがよく感じられるように自然がたくさんのものになっているのが僕はとても好きです。


さあ、それでは中に入っていきます。

中に入ると、外のゴツゴツとした堅牢な様子とは打って変わって、角が削られた柱や曲線を描いた柱たち、ツヤのある綺麗な白い石を用いた大きな柱。そして、何と言っても四方八方にあしらわれた色とりどりのステンドグラスの数々に目を奪われます。

外とは印象が違いすぎて、僕はさっきまでとは違う異空間に入り込んでしまったような印象を受けます。何でか海の中に入ったような感覚になってしまいます。この美しい白い柱がサンゴとかのように感じてしまうのか、ステンドグラスから綺麗に差し込む彩り鮮やかな光が海中から外を見たときの光り方を思い出させるのか、なぜかは分かりませんが、僕はサグラダ・ファミリアに入る度に中に入ると海の中に入ったような感覚になってしまいます。これは前回、サグラダ・ファミリアを見に来た際にも同じように思った覚えがあります。(あまりに印象が違う異空間だからでしょうかね。)

ここは僕は多くは語らずその綺麗さをありのまま見てもらうのが1番だとは思うのですが、生で見るのと僕の拙い写真では伝わりきらないので1つ豆知識を。この大きな柱から上方に向かって枝分かれしているものがありますが、いくつも大きな柱を用いなくても、力を分散させ、重いものを支える構造になっているとのこと、、、だったと思います。笑 あと、この柱は木を意識した形になっているとか。音声ガイドでは林の中に入ってきたように感じませんか?というようにも言っていました。(海の中にいるみたいだという印象を持っていた僕は言われてみたらそうとも取れると思いました。チョロい) 

要は理にかなった構造になっていながら景観の神秘性にも繋がっているすごい建築様式だということを言いたいのです!

青や緑色などの青系統の色が目立つ方は生誕のファサード側についているステンドグラスで、こちらは生命の誕生ということで朝を意味する色合いで統一されています。

対して、こちらは受難のファサード側の赤を基調としたステンドグラスで統一されています。こちらは「受難」ということで試練や苦難を受け、死に近づいていくこと、夕焼けを意味しているものになります。

確か中央は栄光のファサード...だったと思うので黄金、黄色のステンドグラスの明かりで表されていたと思います。

中央の祭壇上部にはキリストが掛けられています。(たしか)豊穣を意味するぶどうや稲などがあしらわれているとのことです。

天井部分がまたその周りとは違った意匠で面白い作りになっているんですよねー。上の写真は光が放たれているのを表現している、だったはずです。笑


時間が近ずいてきたので、16:45頃にエレベーター近くに来ました。すでに人混みが。笑 こりゃ予定されてる17時にはエレベーター乗れないだろうなと思ったらやっぱりその時間には乗ることは出来ませんでした。時間通りではなくても乗れるルーズさがあるのは、外国の良いところかなと思います。←(こちらが問題で時間に間に合っていないわけではないですしね。)

近くにはロッカーが設置されており、大きな荷物はこちらに預けてエレベーターに乗り込みます。1ユーロデポジット方式のようでした。(後から返ってくる)

20分遅れくらいで、エレベーターに乗りとうとう塔近くまで行くことができました。外からだとすごく遠くにあった塔がこんなに近くに見れるのか!と感動しました!デザインのひとつひとつが面白く、近くで見るとこんな風になっているのかーと感心しました。

落下防止の為の鉄柵がありますが、バルセロナを見渡せるのがまた面白かったですね。下の写真の大きな建物ですが、バルセロナの水道局らしいです。主張の激しい見た目をしていますね。笑

独特な造形もこんなに近くで見ることができます。

周りを見ることができる位置は、この辺の感じらしいです。ちょうど中央くらいの位置ですね。まだ上があるのが驚きです。すごく高いですね。

これは日本人が作ったらしい?フルーツでしょうかね?はっきり調べて行ってなかったのでおそらくですが。笑

降りる階段の途中の場所に鳩が巣を作って休んでいました。こんなところに巣を作るなんて豪勢な居住地ですね。

何段降りたかわからないくらい長い螺旋階段をひたすら降りるとこちらに着きます。ビー玉とか何か転がるものを転がしたら楽しそうだったなと今ふと思いました。笑

また、サグラダ・ファミリアの地上階の見学に戻ります。これは柱、が記されているんですかね。

こちらは将来サグラダ・ファミリアが完成した時に、正門になるところに置かれている門のレリーフ?ですかね。こちらには聖書の一文が世界中の様々な国の言語で書かれています。2枚目に日本語で書かれている部分を撮ってあります。確かですが、サグラダ・ファミリアは国や文化など関係なくキリスト教(もしくは、神?)に祈りを捧げる為の場所になって欲しいという願いを込めて作られたと音声ガイドで言っていて、そんな想いが込められて作られていたのとは知らなかったなーと思いました。

そんな想いがあるからこそ、幾世代も時を跨いで完成を目指していろんな人が協力しあって建造を続けているのかなあ、それってすごいことだよなあと思いました。より魅力的に崇高に感じましたね。

こちらは祈祷場所の近くを写真に撮ったものです。祭壇の奥に祈祷場があります。中は写真は撮ってはいけないので、入るとこまでですが。何かステンドグラスに文字が書いてあります。制作した人の名前などが書いてあるのでしょうかね。

その祈祷場の通路の隙間から地下が見えました。これが地下聖堂でしょうかね。行く方法が分からなかったので普通の人は行けないのかもしれないです。

サグラダ・ファミリアの印象的な柱たちですが、その用途に応じて使われている石の種類が違っています。一番上の写真の柱はサグラダ・ファミリアの中央部分後に栄光のファサードが建てられるところなので、一番強固な石を用いられています。その他の柱もよく見ると、石の色が違っているのが分かるでしょうか。

装飾に使われたものでしょうか?それとも神具だったりするんですかね。こんな展示物もありました。

これは何か壁画のようなものでしょうかね?

受難のファサードの門には、また聖書の一節と思われる文字がたくさん書かれたものがありました。ちょっと詰まりすぎていて、仰々しいですよね。なんだかちょっと怖いです。笑 こちらには日本語の表記は見つけられませんでした。

こちらが受難のファサードを正面から写したものです。

詳細を見ていきたいところですが、少しうろ覚えなので間違っているところがあるかもしれないのでそちらはご了承ください。こちらには背を向けた犬が描かれていたと思ったのですが(キスをしている像の手前側?)、これは忠誠の象徴である犬が背を向けるということで、のちの裏切りを表しているという内容だったと思います。

そして、そのキスをしている像の隣に、数学の魔法陣のようなものがあります。これは縦・横・斜めどこを足しても33になるもので、33というのはキリスト享年と同じになっているとのことです。

これはキリストが捕らえられた様子。

その捕らえられた事実に意気消沈する仲間の様子?だったかと思います。

確かこちらは賭けをしている兵隊の姿だったと思います。

こちらは右側が十字架を背負い運んでいるキリスト。中央はキリストへの刑が執行されることを告げている様子です。

そのさらに上では、磔の刑に処されている様子とそれを悲しんでいる姿が描かれています。

そして、さらにその上には復活するキリストが金色の像で置かれています。これは受難を乗り越え栄光に向かっていくことを描いているそうです。


受難のファサードを抜けて、退場の方へ向かっていくと、サグラダ・ファミリアの歴史や資料がまとめられていました。

今完成の予定は2026年になっているようです。2026年はガウディ没後100年ということで節目になるので、それに間に合わせるために頑張っているみたいですね。個人的には無理に急ぐよりかは、多少きりが悪くても完成度の高い良いものを作ってもらえたらと思います。もちろん、そういったところに気を払って作ってはいるとは思うのですが。

こんな風に構造の模型が見れるのは良いですね!こんな風な骨組みになっているのかー、と感心します。また下からは見ることができない柱の構造なども見ることが出来て、興味深いです。美しい統率のとれた骨組みですね...。素晴らしい...!

ステンドグラスなどの設計図もありました。美しいですねー。

場外に出てからはぐるっと一周して360度撮りました。日の傾きも変わって見え方がまた変わりましたね。色んな時間帯で見え方が変わるのでたくさん訪れたいものです。

先程のキリスト像もズームで撮りました。ちょこんと座っているのが少し可愛らしく思えてしまいます。笑


約2時間みっちり堪能した、サグラダ・ファミリアでした。堪能の後は晩御飯です。

こちらのお店で夕飯をいただきました。

屋外でサグラダ・ファミリアも見ながら、食事も頂ける場所でした。一緒に飲んだサングリアも爽やかでとても飲みやすく、果物も果肉付きのものもあってとても楽しめました。次の写真でだいぶ減っているのがよく分かります。笑

スペイン名物のパエリアを頼みました。ちょっと変わり種を食べようと思って、ブラックパエリアを。イカスミもしっかり効いていて、とっても美味しかったです。

少しツッコミたいところがあったんですが、これがサンプルの写真だったのですが、実物が上の写真です。笑  えらいエビのサイズが違うんですが。。。まあ、美味しかったからいいんですが。笑 でも、もう少し実物に近づけた写真の方が良いんじゃないかなあ、と。笑


ということで、盛りだくさんのサグラダ・ファミリアでした。もう書くのにどれだけ時間が掛かったか。笑 うろ覚えのところで調べられるところはできるだけ調べて書いていたらいつもの2、3倍近くかかりました。でも、それだけこのサグラダ・ファミリアには感動したので力を入れて書きました。ぜひ、皆さんも楽しんで読んでもらえたらと思います。

はあー、疲れました。今回はこの辺で、また次回ー!

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